家族3人で車中泊を考えているんだ。おススメの車があれば教えて欲しいんだけど。
キャンプはしてみたいけど、準備や後片付けがちょっとめんどくさい。
そんな時、最小限の荷物で車中泊出来たらいいのにと考える人もいるのではないでしょうか?
本記事は、そんな車中泊をしたい人に向いている車両を紹介します。
- 車中泊に挑戦したい
- 車中泊するのに適した車を探している
- アウトドア好き
結論、車中泊するなら【商用車】が超便利!
正直、乗り心地は今一つですが、広いスペースがあり、手軽にDIYできるのは本当に魅力的。
私も実際に中古の商用車を購入し、自作DIYで車中泊やアウトドアを満喫中です。
よって今回は、車中泊に超便利な商用車のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
現在、車中泊使用の車を検討している人は、ぜひ参考にして下さいね。
- キャンプ歴10年以上
- 乗っている車は【日産キャラバンNV350】の中古車
- 自作の車中泊車でアウトドアを楽しむ中年サラリーマン
バンライフにはこの車!商用車が車中泊に適している7つの理由を解説
車中泊車に求める最大の条件
車中泊するのに、1番重要な条件って何なの?
車中泊に求める1番重要な条件とは、
- 十分なスペースを確保すること!
足を伸ばして寝れないと、快適で楽しい車中泊をすることは出来ません。
フラットで広い就寝スペースを確保できるのは、商用車の強みです。
ここからは、商用車について詳しく解説していきますね。
商用車は、貨物自動車の一部にあたる自動車です。トラックやバンなど「荷物を運ぶことを主な目的とする車」のことをいいます。
商用車は、キャンピングカーのベースとなることが多い車です。
代表的なものに、下記のような車があります。
- トヨタ・ハイエース
- トヨタ・タウンエース
- 日産・キャラバンNV350
- 日産・バネットNV200
- マツダ・ボンゴブローニー
- マツダ・ボンゴ
- スズキ・エブリイワゴン(軽}
- ダイハツ・ハイゼットカーゴ(軽)
- 日産・NV100クリッパーリオ(軽)
軽の商用車でも、大人2名は足を伸ばして就寝できるスペースは確保できますよ!
商用車が車中泊に向いている理由7選
商用車が車中泊に向いている理由は下記のとおり。
- 荷室が広い
- 車両価格が安い
- 維持費が安い
- DIYがやりやすい
- 車中泊専用のアイテムが充実している
- 掃除がやりやすい
- 車が丈夫
荷室が広い
車中泊するのに、最も重要なことは【就寝スペースの確保】。商用車は総じて荷室が広いのが特徴です!
荷物を運ぶ車なので、他の車と比較すると荷室は広く作られています。
荷室が広いということは「広い就寝スペースを確保できる」ということです。
広いだけでなく、座席を畳めばフラットになる使用の車が多いのも特徴。
最初からこのスペースがあるというのは、かなり大きなメリットですですよね!
車両価格が安い
普通乗用車に比べて、オプションが少ないので、購入時の価格を抑えることが出来ます。
最初からDIYをする前提ならば「中古車」を視野に入れるのも良いでしょう。
価格を抑えれば、DIYやベットキッドなどに費用を回すことも可能となります。
自分の条件に合わせて、新車か中古車を検討するようにしましょう。
維持費が安い
商用車(4ナンバー)を普通乗用車(3ナンバー)と比較した時、下記のような特徴があります。
- 自動車税及び自動車重量税が安い
- 車検代が安い(新車登録の2年以降は年に1回)
- 自賠責保険料が高い
という特徴があります。
年1回の車検は手間がかかり、自賠責保険料は高くなりますが、車の大きさが同じで排気量も変わらないのであれば、4ナンバーである商用車の方が維持費は安く済む傾向にあります。
税金等については、下記の記事を参考にして下さい。
4ナンバー車の車検費用は高い?安い?税金や保険料の違いを解説
DIYがやりやすい
商用車は余計な装備がついていないので、内装をDIYするのにはもってこいの車です!
商用車は作りがシンプルなため、素人でもDIYがやりやすい車です。
- 床張りをする
- 収納棚を作る
- 簡易ベットを作る など
作り手によって、レイアウトも自由自在。
床張りだけでも、かなり快適で広い就寝スペースを作ることが可能です。
また、車種によっては棚等を固定する「ネジ穴」も最初から設置している車もあるので、とても便利な作りとなっているのです(私のキャラバンはその対象車です)。
私のような床張りをしたい人は、下記の記事もぜひ参考にしてみて下さいね!
車中泊専用のアイテムが充実している
近年、商用車が車中泊車として使用されているケースが多いので、商品も充実しています。
- 専用ベッドキッド
- 床張りセット
- 車中泊用マット
- シェード など
ベッドキッドや床張りセットの値段は少し高いですが、素人でも簡単に設置できます。
これなら、DIYが苦手な人でも安心して車中泊にチャレンジすることが出来ますね!
掃除がやりやすい
普通乗用車と比べると、掃除がやりやすいのも特徴です。
私は以前、トヨタのボクシィを乗っていたのですが、その時と比較するとかなり掃除が楽になりました。
理由としては、
- 作りがシンプル
- 平らな床面
- 内張りも良い意味でチープ
などがあります。
作りがシンプルかつ、床面が平らなので掃き掃除もやりやすい!
また、内張が良い意味でチープなので、ホコリや犬の毛などが絡みつくこともありません。
掃除に欠ける時間も短縮されるので、一石二鳥ですね!
車が丈夫
車が丈夫というのは「頑丈」という意味ではなく、「長持ちする」ということです。
商用車(4ナンバー)は、多くの荷物を運ぶために作られてるので、かなり丈夫です。
街中で走っている4ナンバーの車に年代物が多いのもそのためです。
また、法定点検(車検)も年に1回受けるので、部品等の劣化がわかりやすく、維持しやすいのが特徴です。
商用車の残念な部分
商用車の総合的に残念な部分は「快適さに欠けている」ことです。
- 燃費が悪い
- 乗り心地が悪い
- 断熱性が悪い
燃費が悪い
相対的にみて、商用車は燃費が悪い印象です。
私の乗っているキャラバン(ガソリン車)も、街乗りの際は「7~8㎞/㍑」ぐらいですね。
今の燃費の良い普通乗用車と比べると、雲泥の差ではないでしょうか。
もし燃費が気になる人は、多少値段は上がりますが、より燃費の良い「ディーゼル車」を購入する方がいいでしょう。
数値的には倍近く燃費が良くなるので、おススメですよ!
乗り心地が悪い
普通乗用車に比べて、商用車の乗り心地はかなり悪いので注意が必要です。
オプションをつけていない商用車の乗り心地は、「悪い」の一言。
- 車全体のクッション性が悪い
- シートもチープ
- 後部座席にヘッドレストがないものもある
- 後部座席のリクライニング機能がない
- 車外の音(雨、風等)がうるさい など
お金をかければ上記の問題は解消されますが、そうでなければ車酔いする人は注意が必要です。
乗り心地を重視するならば、車自体のランクを上げるか、別の車を検討するようにして下さい。
断熱性が悪い
商用車は基本、断熱性は重視されていません。
そのため、クーラーやヒーターが効くのも多少時間がかかります。
乗車後すぐに快適を求めたい人には、不向きかもしれませんね。
商用車別の就寝可能人数
車種別の就寝可能人数(独自の視点)と、内寸及び燃費を表にまとめました。
荷室床面(mm) | 荷室幅(mm) | 荷室高(mm) | 燃費(km/l) | 就寝可能人数 (大人) | |
エブリイワゴン(軽) | 1,955 | 1,385 | 1,240 | 約14 | 2 |
ボンゴバン | 2,260 | 1,480 | 1,225 | 約11 | 2~3 |
キャラバンNV350 | 2,375 | 1,520 | 1,320 | 約8~13 | 2~4 |
上記の車種は、上から下に向けて大きな車となっています。
この表をもとに、どんなタイプの人が、どの商用車に向いているのかもまとめてみました。
- 車中泊+街乗りメイン
-
燃費の良い軽商用車(エブリイワゴン、ハイゼットカーゴなど)
- 車中泊と街乗りが半々
-
燃費・広さが中間のミニバン商用車(ボンゴバン、NV200バネットなど)
- 家族でガンガン車中泊
-
広さが充実のバン商用車(キャラバン、ハイエースなど)
自分達に合ったスタイルの商用車を選び、快適な車中泊LIFEを満喫しましょう!
まとめ
乗り心地や燃費等のマイナス面はあるにしろ、車中泊をするなら商用車ほど向いている車はありません。
年に10回以上キャンプ(車中泊)やアウトドアに出かける人には、特におススメです。
外装や内装を自分好みにDIYしていくのは本当に楽しいですよ!
お子さんがいる家庭ではとても良い思い出になるので、ぜひチャレンジしてほしいですね。
それでは今回のポイントをまとめておきます。
- 商用車は車中泊するのに最適な車
- 車中泊の条件で、最も重要なことは【就寝スペースの確保】
- 商用車は、車中泊アイテムも充実している
- 商用車は作りがシンプルなので、DIYがやりやすい
- 燃費が気になる人は「ディーゼル車」も検討する
- 自分の目的に合った商用車を選択しよう
現在、車中泊するための車を探している人に本記事が少しでも役立てば嬉しく思います。
それでは素敵なバンLIFEを!
コメント