釣った魚を新鮮に持ち帰る方法を知りたいんだ。簡単で、手間のかからない方法ってある?
- 釣った魚を新鮮に持ち帰りたい
- 釣った魚を美味しく食べたい
- 釣った魚を簡単に締める方法を知りたい
釣りの醍醐味の一つとして挙げられるのが、【釣った魚を美味しく食べること】。
自分で釣りあげた魚を食べることは、本当に幸せですからね(^^♪
そうなると、誰もができる限り新鮮な状態で持って帰りたいと思うはず。
魚の鮮度を保つための有名な締め方としては、
- 脳締め
- えら切り(血抜き)
- 神経締め
などがあります。
しかし、釣り初心者にとってこの作業は結構難しい💦
そんな人のために、今回は新たな締め方を紹介したいと思います。
その締め方は【鬼締め】というもの。
鬼締めは【誰でも・簡単に・新鮮な状態】で魚を持ち帰れるという方法です。
私も実際に検証したのですが、この方法は絶対やるべき締め方です。
この記事でわかること!
- 鬼締めとは?
- 鬼締めは、なぜ魚の鮮度を保てるのか?
- 鬼締めを検証した感想
- 鬼締めのメリット・デメリット
この記事を見れば【鬼締め】のやり方がわかり、すぐに実践することが可能です。
新鮮に魚を持ち帰りたい釣り人は、ぜひ最後までご覧下さい!
- 鬼締めを勧めているのは、魚屋を経営している人
- 筆者も鬼締めを検証し、効果を実感!
【釣り人は必読】釣った魚を新鮮に持ち帰る「鬼締め」を検証!
鬼締めとは?
【鬼締め】を紹介している人物
鬼締めという聞きなれない言葉。
これはYouTubeチャンネル【魚屋つり鮮ぴっちぴっちTV】で紹介された魚の締め方。
実際に魚屋を経営されている「西田店長とキョースケさん」のお二人は2021年にYouTubeを開始。
鬼締めはもちろん、魚の知識や釣り・さばき方などを楽しく紹介されています!
鬼締めの目的
鬼締めをする目的は「魚を新鮮な状態で持ち帰ること」。
つり鮮の二人は「とにかく美味しい魚を食べて欲しい」という思いで、鬼締めを提唱されています。
釣り人は、漁師さんと同じくらい新鮮な魚を持って帰れる存在。
その貴重な魚をより美味しく食べるために「鬼締め」が力を発揮するのです!
鬼締めのやり方
鬼締めは「海の魚」や「淡水魚」のどちらでも対応可能。基本的なやり方は同じですが、今回は「海で釣りをした場合」について紹介します。
①クーラーボックスに氷を用意しておく
- 袋に入った氷を用意する
- ペットボトルに水を入れて凍らせたものでもOK
- 破れにくい袋に氷をいれること!
②釣りポイントに到着後、【海水】をクーラーボックスに入れる
- 海水を入れる前は、氷の袋が破れていないか確認
- 海水は適量(魚が浸かるぐらいが目安)
- 真水は混ぜないこと!
鬼締めでは【釣った魚がいた場所の水(海水・川の水など)】を入れることがとても大切。
理由としては、水道水だと魚が不味くなる可能性があるからです。
魚も住んでいる場所の水が1番良いということですね。
鬼締めをする時は「混ぜるな危険」と覚えておきましょう。
③魚を釣ったら、クーラーボックスに入れておく
- 釣れた魚をそのまま入れてもOK(野締めという)
- 脳締め、えら切り、神経締め後に入れてもOK
- とにかく魚を冷やすことを優先!
上記のポイントを守るだけで、魚を新鮮に持ち帰ることができます。鬼締めなら、魚を締めたことがない人でも簡単ですよね!
④帰る時の方法
- クーラーボックス内は冷えているので、冷海水を抜いても大丈夫
- 帰宅まで時間を要する場合は、コンビニで袋氷を追加する
- 身の部分に直接氷を当てないようにする!
持って帰る時に冷海水は抜いても大丈夫です。
身が痛む不安があるなら、図のように袋氷を追加で入れてください。
身の部分に直接氷を当てると、その部分が痛む可能性があるので止めておきましょう。
鬼締めは、なぜ魚の鮮度を保てるのか?
魚の鮮度が落ちていく(不味くなる)流れは下記のとおり。
この流れを断ち切る(抑え込む)のが【鬼締め】。魚が住んでいる場所の水でしっかりと冷やしこむことで、鮮度を保つことが出来るのです。よって、えら切り直後はすぐに【冷海水】に入れるようにしましょうね!
鬼締めを検証した感想
鬼締めを検証した結果を下記にまとめました。
釣りに行った日 | 場 所 | 釣れた魚 | 締め方 | 釣れてから食べるまでの時間 |
令和3年11月8日 | 沖堤防(一文字) | ハマチ | えら切り(血抜き)+鬼締め | 約11時間 |
令和3年12月16日 | 沖堤防(一文字) | ハマチ | えら切り(血抜き)+鬼締め | 約12時間 |
2回とも同条件で検証を実施。
脳締めや神経締めは、道具がなかったので実施せず。
魚が釣れてからは、えら切り(血抜き)をすぐに行い、冷海水のクーラーボックスに入れておきました。
上記は、帰宅した直後のハマチの写真(2回目の検証時のハマチ)。
写真ではわかりづらいかもしれませんが、見た目や触った感じはかなり状態が良かったです!
身もキレイで、状態が良かったからか、皮引きもやりやすかったです。
- 嫌な臭みは全くなし
- 青魚が苦手な子供がモリモリ食べた!
- スーパーなどで売られている商品とは別物
- 釣り歴が長い知人が太鼓判を押すほど!
- とにかく「旨い!」の一言
2回の検証を行った結果は【大成功】!
「魚の状態・さばきやすさ・味」は申し分なかったです。
1番驚いたのは、普段あまり青魚を食べない子供が「美味しい」と言って食べていたこと。
魚が新鮮だと、子供も好き嫌いせずに食べてくれますよ!
また、釣り歴10年以上の知人も太鼓判を押すほどの旨さだと言っていましたので、「鬼締め」恐るべし!
鬼締めのメリット・デメリット
実際に「鬼締め」を体験してみてわかった、メリット・デメリットについてまとめました。
鬼締めのメリット
- 釣り人なら誰でもできる
- やり方が簡単
- 手間がかからないので、釣りに集中できる
- 基本、どの魚でも対応可能
- 魚を新鮮な状態で持って帰れる
- アニサキス予防になる
- 魚を食べるのが楽しくなる
鬼締めは、魚をしっかりと冷やしこむので「アニサキスの予防」にもなります。
刺身でも食べやすくなるのは、とても嬉しいことですね!
アニサキスは寄生虫の一種。幼虫は長さ2~3㎝、幅0.5~1mmぐらいで、白色の少し太い糸のように見えます。アニサキスの幼虫は、サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に寄生します。アニサキス幼虫は、寄生している魚介類が死亡し、時間が経過すると内臓から筋肉に移動します。アニサキス幼虫が寄生している生鮮魚介類を生(不十分な冷凍又は加熱のものを含みます)で食べることで、 アニサキス幼虫が胃壁や腸壁に刺入して食中毒(アニサキス症)を引き起こします。
脳締めや神経締めも併せて行う場合は、下記の道具が必要となるので参考にして下さい。
上記商品なら「脳締め+えら切り」は可能です。
追加でえら切り用のナイフを購入する必要もありませんよ!
神経締めは、魚の大きさによりワイヤーの太さが変わってきますので注意して下さいね。
鬼締めのデメリット
- クーラーボックスが絶対に必要
- 釣りのポイント(場所)を変える時、クーラーボックスが重い
- 海水をすくうための「バケツ」が必要
- クーラーボックスが汚れる(血抜きをした場合)
鬼締め用の冷海水を作った後に、ポイントを移動する時は多少面倒になります。
せっかく作った冷海水を捨てるのももったいないですし、氷も限られていますからね💦
よって、入れる海水はクーラーボックスの半分ぐらいにしておきましょう。
鬼締めについて、もっと詳しく知りたい人は、下記の動画も参考にして下さいね。
まとめ
そんなに新鮮に魚を持ち帰れるなんて最高だね。
鬼締めのやり方もわかったし、今度試してみるよ!
鬼締めは「誰でも・簡単」に実施できて、魚を新鮮に持ち帰ることができる方法です。
目的が「釣った魚を食べること」ならば、やっても損はないでしょう。
機会があれば、ぜひ試してみることをおススメします。
それでは、今回のポイントをまとめておきますね。
- 鬼締めは釣った魚を「誰でも・簡単に・新鮮な状態」で持ち帰ることができる
- 氷を入れる袋は丈夫なものを用意する
- 魚が住んでいる場所の「水」を冷やしこむ
- 脳締め、えら切り、神経締めはお好みで実施
- 釣れた魚は、冷海水又は冷淡水に入れて冷やしこむ
釣れた魚を新鮮に持ち帰り、美味しく食べてあげましょうね。
それでは良き釣りLIFEを!
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