車をバンライフ仕様にしたいんだけど、必要な知識ってあるかな?
- 車の内装をどこまでDIYしていいかわからない
- バンライフ仕様の車に憧れている
- バンライフ車のベース車両購入を考えている
所有している車を【バンライフ仕様】に改造したしたいと思っている人は、少なからずいるはず。
気が向いた時に、大きな荷物を準備することなく、出かけることが出来るのがバンライフ車の良いところです。
しかし、通常の車をDIY(改造)する時には、ある程度の知識が必要となります。
DIYで理想のバンライフ車が出来ても、違法改造を問われたり、車検が通らなければ意味がありませんからね。
よって、今回の記事はこんな人におススメの記事となっています。
本記事で紹介する内容は、バンライフ仕様に向いている【商用車(4ナンバー)】をベースに説明しています。
興味のある人は、下記の記事も参考にして下さい。
この記事を最後まで読めば、どの部分に注意することが大切かがわかり、スムーズにバンライフ仕様の改造に取り掛かることが可能です。
ぜひ最後までご覧下さい!
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商用車をバンライフ仕様にDIY!必要とされる6つの知識とは?
必要とされる知識は下記の6つになります。
- 車両サイズ等
- 荷室の床面積
- 座席部分スペース<荷室部分スペース
- 乗車定員重量と荷物重量の関係
- 荷物の積卸口
- 客室と荷室の仕切り
これから商用車(4ナンバー)の要件を詳しく解説します。これを知っておけば、迷うことなくDIYに取り掛かることが出来ますよ!
商用車は、貨物自動車の一部にあたる自動車です。トラックやバンなど「荷物を運ぶことを主な目的とする車」のことをいいます。
商用車は基本、キャンピングカーのベース車両として使用されることが多い車です。
4ナンバー車に登録するための条件
車両サイズ等
車両のサイズ等は下記のように定められています。
- 排気量は2,000cc以下
- 長さ4.7m以下
- 幅1.7m以下
- 高さ2.0m以下
排気量については、ガソリン車の場合のみとなります。
ディーゼル車は排気量に関する制限はありません。
荷室の床面積
床面積については、「荷物を乗せる部分の床面積が1㎡以上」となっています。
また、軽商用車の場合は「0.6㎡以上ないといけない」ということになっています。
ベットや棚を作る時、「床面積の広さ」には注意しましょう!
座席部分スペース<荷室部分スペース
商用車の目的は「荷物を運ぶ車」であるため、荷室部分のスペースを確保する必要があります。
よって、座席部分よりも荷物を積むスペースが広いことが絶対条件です。
座席を増減する時は「構造変更」する必要があるので注意しましょうね!
乗車定員重量と荷物重量の関係
車に定められた乗車定員の総重量よりも、荷物を乗せられる総重量の方が重くなくてはいけません。
この時の乗車定員1人当たりの重さは【55㎏】で計算されています。
荷室部分が広いからといって、乗車定員を超えての走行は、もちろん違反の対象です。十分に気をつけて下さいね!
荷物の積卸口
後部ドアを開けた時の【荷物の積卸口サイズ】にも決まりがあります。
- ①普通商用車の場合
-
縦80㎝以上かつ横80㎝以上
- ②軽商用車の場合
-
縦60㎝以上かつ横80㎝以上
ただし、トラックに関しては、上記の条件はあてはまりません。
床面積と同様、ベットや棚を作る時には【荷物の積卸口】のサイズに注意して下さいね!
客室と荷室の仕切り
客室(人が乗る席のこと)と荷物を乗せる部分に、壁か保護仕切りがないといけません。
最大積載量が500㎏以下の場合は、座席で守られていれば問題ありません!
壁か保護仕切りって、自分で作らないといけないのかな?
車両を購入した時に、「仕切り棒」たるものが必ず積載されています(下記写真を参照)。
これは客室と荷室を仕切る目印となるものです。
車検の際には必ず必要となる物ですので、無くさないように注意しましょう!
よくあるQ&A
ベットキッド等について
ベッドキッドは車検時に取り外さないといけないの?
ボルト等で固定していなければ、基本は荷物扱いです。
そう考えると、全てを下す必要はないと思うのですが、私の自作ベット兼棚は毎回下ろすようにと指示されます。
その辺りは点検業者によって違うかもしれませんので、見積時に確認するようにしておきましょう!
荷室に床張りはOK?
荷室に床張りする場合、特に問題ってあるのかな?
荷室部分だけなら、床張りをしても特に問題はありません。
しかし、後部座席前まで床張りしてしまうと、業者によっては車検が出来ない場合があります。
実際に私の車は、後部座席の前まで床張りしているので、車検できない業者が存在しています。
後部座席前まで、キッチリと床張りしてしまいました💦
よって、構造変更を考えていない床張りに関しては「荷室部分だけ」にしておいた方がいいでしょう。
側面や天井部分の板張りはOK?
内張に木材を使うのって、何か問題があるのかな?
荷室部分に関しては、特に決まりはありません。
しかし、運転者室(助手席含む)及び後部座席部分の内装材料は難燃性の必要があります!
市販の壁紙等を貼る場合は、必ず難燃性素材の物を使用し、証明書も保管しておきましょう。
また、木材を使う場合は「厚さ3㎜以上」が必要となるので、注意して下さいね。
後部座席を外してもいいの?
広いスペースを確保したいので、後部座席は外しても問題ないかな?
広いスペースを確保するために、後部座席を外したい気持ちはわかります。
しかし、それを行ってしまうと「車の構造変更」が必要となってきます。
購入後に手続きを行うのは、とても手間がかかり面倒ですので、もし「後部座席がいらない」と思うのであれば、最初から外した車を購入するようにしましょうね。
まとめ
車をDIYする前に、必要な知識を知ることが出来て良かったよ!
私みたいに、DIY後に気づいたら、色々と損をすることもあります。構造変更をしないのであれば、しっかりと要件を頭に入れてからDIYを行うようにしましょうね!
それでは今回のポイントをまとめておきます。
- 自分の車のナンバーに合わせた要件は確認しておく
- 要件を超えてのDIYは「構造変更」が必要となる
- 構造変更は「購入時」に行う方が、手間がかからない
- 不明な点がある時は、管轄の陸運局に確認すること!
バンライフ仕様の車をDIYするのは、本当に楽しく、夢が膨らみます。
しかし、車に関する最低限の知識を知っておかなければ、後で大変な目に合うことでしょう。
そうならないためにも、必要な要件だけは調べるようにして下さいね!
それでは素敵なバンLIFEを(^^♪
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